先日、無事に「AZ-400:Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions」の試験に合格しましたので、認定資格「Microsoft Certified: DevOps Engineer Expert」を得ることが出来ました。
スコアは、910点でなかなか良い成績での合格できました。今までのAzure試験の中でも最高スコアです。勉強した期間も約1ヵ月で一番長かったと思います。
「AZ-400:Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions」試験対策として、勉強した期間は約1ヵ月です。
本記事では、業務経験が無い私が約1ヵ月間で「AZ-400:Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions」合格した勉強方法を、自身の振り返りも兼ねて共有します。現時点(執筆日2023/9/26)でAZ-400の日本語の模擬問題集はありませんでしたが、日本語でどのように勉強したか、また、有効なサイトについても紹介します。
今回は、Azure資格試験を無料で受験できる無料バウチャーを取得して受験しました。無料バウチャーの取得方法についても、記事の後半で簡単に記載しました。
- 「AZ-400:Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions」に合格したい人。
- 「AZ-400:Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions」の英語の模擬問題集を日本語で実施したい人。
- 「AZ-400:Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions」の勉強方法を知りたい人。
- Azure資格試験を無料で受験できる無料バウチャーの取得方法を知りたい人。
この記事を読むことで、「AZ-400:Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions」に1ヵ月間で合格するための勉強方法のコツや、日本語で模擬問題集を実施する方法が分かります。
とにかく、「AZ-400:Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions」は日本語の模擬問題集が全く無かったことに苦戦しました。試験対策として、過去問や模擬問題集が特に有効なので時間をかけて取り組むのですが、日本語の過去問や模擬問題集が全く無かったのでとても時間がかかりました。それでも1ヵ月あれば何とかなりました。
英語の模擬問題集への取り組み方法は、Google翻訳やDeepL翻訳などの翻訳サイトを利用することになります。さらに、補助的にChatGPTを使って理解を深めました。
- 「AZ-400:Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions」に3週間で合格した勉強方法
- 「AZ-400:Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions」おすすめの模擬問題集とサイト
Azureは使ったことはありません。
合格済みのAzure資格
・「AZ-305:Azure Solutions Architect Expert」(取得日2023年4月29日)
・「AZ-104:Azure Network Engineer Associate」(取得日2022年7月2日)
・「AZ-900:Azure Fundamentals」(取得日2022年4月28日)
AZ-104、AZ-305の有効期限は1年間です。AZ-104は更新済み。
AZ-305取得をきっかけに、1つのExpert資格であるAZ-400に挑戦しました。
AZ-400:DevOps Engineer Expertについて
「AZ-400:DevOps Engineer Expert」は、Azure資格のうち、上級に分類される資格です。
「AZ-400:Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions」に合格し、Microsoft公式の資格である「DevOps Engineer Expert」を取得することで、DevOps エンジニアとしてのスキルを客観的に証明できます。
「AZ-400:DevOps Engineer Expert」を取得するには、前提条件として「AZ-104:Microsoft Certified: Azure Administrator Associate」、「AZ-104:Microsoft Certified: Azure Administrator Associate」または「AZ-205:Microsoft Certified: Azure Developer Associate」の認定資格を取得する必要があります。
それぞれ、インフラストラクチャ ソリューションの設計、またはDevOps エンジニアの中級資格となり、上級資格取得をするためには必要な資格になりますのでこちらから学習した方が良いと思います。
- 「AZ-400:DevOps Engineer Expert」は、Microsoft認定の上級資格
- 前提として、「AZ-104:Microsoft Certified: Azure Administrator Associate」または「AZ-205:Microsoft Certified: Azure Developer Associate」の資格が必要
以下の記事でAZ-104の勉強方法を紹介しています。合わせてご覧ください。
AZ-400勉強方法
AZ-400の勉強を始める際、まず日本語の参考書や問題集が無いか探しました。しかし、日本語の問題集はありませんでした。なので、Google翻訳に完全に頼っての勉強になりました。
AZ-400は、DevOps エンジニアの資格とのことでしたが、私はAzureの業務経験がないので、実際にどんなことを勉強するのかイメージが付いていませんでした。その状態で模擬問題集を日本語翻訳していくつか試してみましたが全く頭に入らず、この先厳しい道のりになりそうだと感じました。
そこで、まずは参考書でイメージをインプットするところから始めました。AZ-400は日本語の参考書もなく、翻訳で参考書を読むのも辛く感じたため、udemyで動画の講座を探しました。
udemyの動画講座
私が使用した講座は「AZ-400 Designing and Implementing DevOps Certification 2022」です。
こちらの動画講座は、すべて英語での解説になりますが、AZ-400試験の出題範囲をほぼカバーしており、各セクションごとに短時間に区切られている解説動画になります。
全ての動画は日本語字幕が表示できるようになっているため、英語が分からない私でも何となく理解することが出来ました。ただし、不自然な翻訳での字幕もありました。
DevOpsでの開発経験が無い私にとって、動画で実際にAzure DevOpsのサービスを利用した解説となっており、動画の真似をして自分で実際にサービスを利用したりしながら学習を進めました。
AZ-400の試験の中で、「操作手順を選択肢の中から選んで順番に並べてください」のような問題がありますが、この動画で実際の手順を見ることが出来たため、とても役に立ちました。
この動画講座は、セクション数は10、レクチャー数は258、動画の総時間は約21時間になります。
動画時間が長いように感じますが、各レクチャーの時間は5分程度でテンポよく進められます。また、私の場合は、動画再生時間を1.5倍にしてどんどん進めるやり方にしたため、思ったよりもすぐに一通りの動画を視聴することが出来ました。
1つ不満を挙げると、各レクチャー動画の初めに必ず数秒間のイントロが流れます。初めは気になりませんでしたが、レクチャー数が258もあると徐々に鬱陶しくなりました。このイントロが無ければ動画の総時間はもっと短縮と感じました。
- Azure DevOpsのサービスがどのようなもか動画で見ることが出来る。
- 動画の解説は英語だが、日本語字幕を表示できる。(ただし不自然な訳もある)
この動画講座の通常価格は高いです。udemyのセール期間以外は購入しないと思います。udemyでは、定期的にセール期間がありますので購入する場合は、udemyのセール期間にしましょう。
- セール期間外の価格は高い。定期的に行われるセール期間で購入しましょう。
udemyの模擬問題集
udemyの動画講座と同時に模擬問題集も少しずつ取り組みました。
私が使用した模擬問題集は、「Microsoft DevOps AZ-400 Practice Exams 2023」です。AZ-400の模擬問題集は、すべて英語なのでどれを選んでも翻訳しながらになります。この問題集を選んだポイントは、最新の問題集であることと、問題の数が多いことになります。
udemyの模擬問題集の取り組み方法
模擬問題集の取り組み方法は、AZ-305の方法と同様に、udemyの模擬問題集をひたすら繰り返しました。模擬問題集を約1ヵ月で3、4周し、ほぼ100%の回答率で試験に挑みました。
Google翻訳を頼りに模擬問題集に取り組みますが、問題の選択肢については、翻訳前の英単語は必ず見ておいた方が良いです。日本語翻訳後の単語で覚えると、本番試験の時に、戸惑ってしまうかもしれません。
例えば、「Azure Log Analytics」は、翻訳すると「Azure ログ分析」となります。これはまだわかりやすいですが、私は「Azure Log Analytics」で覚えました。
他、サービス名なども翻訳すると「バンブー」「メイブン」「ホワイトソース」などとなります。これらもできれば英語の単語を一度は見ておいて覚えておきたいです。
Examtopicsの無料問題集
AZ-305でも利用した海外のサイトです。AZ-400の問題は無料で約100問実施できますので是非取り組むことをおすすめします。このサイトの問題と同じ問題がいくつも出題されました。
AZ-305の勉強時にも利用しています。
以下の記事でAZ-305の勉強方法を紹介しています。合わせてご覧ください。
以下は、AZ-400に1ヵ月間で合格したタイムラインです。
- 1日目AZ-400試験日を決定し予約する(重要)
- 1日~10日目udemyの動画講座を視聴しDevOpsのイメージをつかむ
同時に模擬問題集に少しずつ取り組み始める。
- 11日目以降ひたすら模擬問題集に取り込む
Google翻訳を使いながら進めます。試験当日まで最低3周するペースで。
- 試験6日前Examtopics AZ-400 Microsoft Examsも取り組む
※ほぼ同じ問題が出たので1回は見ておいた方が良いと思います。
- 試験当日時間に余裕を持って無事合格
当日の朝は、苦手な操作並び替え問題を中心に復習しました。
あとがき
いかがでしたでしょうか。私が「AZ-400:Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions」に1ヵ月間で合格し、Microsoft公式の資格である「DevOps Engineer Expert」を取得した勉強方法と模擬問題集について紹介しました。
AZ-400は、実際にAzureサービスを利用したことがない私にとって、今までのAzure試験の中で最難関になりました。ですが、udemyの動画講座を視聴してイメージを掴むと、すんなりと模擬問題集に取り組むことが出来ました。
「AZ-400:DevOps Engineer Expert」は、上級資格に位置付けられています。この記事で紹介した勉強方法を実践することで多くの方が合格できると思います。AZ-400は、DevOpsエンジニアに関する問題となり、GitやJenkinsなどソフトウェアサービスに関する問題も出題されます。これらについては、普段の仕事でよく利用していましたのでサービス問題となりました。
AZ-400の問題で難しかったのは、操作手順の並び替えの問題にでした。これは一度も利用したことがないサービスに関してはなかなか覚えることが出来ませんでした。一度、動画や実際に利用すれば覚えも早いため、無料アカウントで実際に利用したり、udemyの動画講座に頼りました。
これで、私はAzureのExpert資格であるAZ-305とAZ-400を取得したため、Azure資格取得に向けての勉強はひと段落ついたというところになります。
Microsoftでは、年2回夏と冬頃に大きなイベントを開催しています。そのイベント中で「The Microsoft Learn Cloud Skills Challenge」にオンラインで参加すると無料でAzure資格試験を受けれれるバウチャーを取得できます。毎回受験できる試験は異なりますが、基本的なAzure資格AZ-104やAZ-305は毎回含まれてそうなのでチャレンジしてみては如何でしょうか。
AZ-305の勉強方法を紹介しています。合わせてご覧ください。
最後までこの記事を読んで頂きありがとうございます。この記事を読んで勉強方法のコツを少しでも感じてもらえたらとても嬉しく思います。また、この記事が皆さまのAZ-400合格のきっかけになれば幸いです。
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